母のお菓子を。

物心付いた頃からバースデーケーキを手作りで作ってくれていた母。

私が中学生になると、母のお菓子のファンが増え、友人たちに勧められて自宅でパンとお菓子の教室を始めた。

狭い社宅のキッチンとダイニングテーブルからのスタート。

いつも学校から帰ってきて、教室で作ったパンを貰って食べるのが楽しみだった。

その頃はまだ、家庭のパンやお菓子は、少し味が落ちてもしょうがないという風潮だったけど、母は、家庭でも美味しいものは作れる！とレシピを改良しながら、本当に美味しいパンとお菓子を沢山作ってくれた。

それは、妹に受け継がれ、今は妹も同じ道を。

母の作るお菓子で、好きなものは沢山あるが、焼き菓子のフロランタンは、その一つ。

絶妙な硬さとキャラメルのほろ苦さが好きだ。

そんな母の焼き菓子をワークショップのお茶のお供に登場させたいと思っています。

お楽しみに(^-^)